批評会(8月29日)

祭坊主「ほぼほぼフォボス」

質問;登場人物について何か感想があれば教えてください

   章分けや段落分けせずに場面を切り替える手法で便利なのがあればオススメを教えてください

 

作者からひと言(始)

祭坊主です。タイトルは横田君が入れたのでなんも言うことは無いです。眠くない人から感想をどうぞ。

 

以下批評

・ペンネームじゃないときはマツリボウズでいいんですね

・ノリと勢いが百五十パーセントの作品だがそれだけが突き抜けている それはそれでセンスですね

・ストーリーとかは何も言いようがないです 二人の掛け合いが面白い

・この作品はキャラクターなど存在せずサイボーズの喋りを分割しただけでしょう

・よく同じ宇宙船に乗れたなぁ

・同等なふりして圧倒的にレオが戦犯ですね

・場面変更をシームレスにやるのは難しい 場面切り替えは明確にやるべき

・「ほぼほぼ」の意味とは?

・四コマ漫画のよう

・ふざけているように見せかけて巧くやればスペースオペラみたいになりそう

・フォボスは地球人の祖先に関する都市伝説やエスエフがあるけどこの話には関係なさそうですね

・ロシアの宇宙文化とかそういう小ネタを挟む余地もあって勢いの中に皮肉などを込める余地は大いにありそう

・ハゲとキモオタのキャラをもっと対比させれば面白い作品になったかも

・段落空け→場面の大転換 というイメージ 読める人は改行だけ、あるいは改行せずともうまくやれるかも

・ガーディアンズオブギャラクシーを見たせいで口げんかの小説に見えてしまった(笑)

・次の三文合宿はフォボスか?

・コックピット等の描写が非常に細かくてさすがという印象

・セリフとかサイボーズ節が半端じゃない 掛け合いとかが脳内で再生されてリズムよく読めて面白かった

・キモオタらしさがもう少し欲しい

・漫才を見ているような勢いのよさ

・キャラがボケとツッコミにうまく分かれている

・物理法則的にフォボスの中でものに激突してもそれほど痛いものではなさそう 声の反響とかも変ですね

 

作者からひと言(終)

漫才の台本のようになってしまい反省はしています。ほぼほぼなのは横田君を困らせたかっただけで特に意味はありません。キャラクターに関してはそれほど人間を立たせるつもりはなく役割を中心に登場人物を作っていったつもりでした。見た目だけのキャラデザになってしまったのはちょっと残念。エスエフは好きじゃないのでお題に寄せていったもののなんちゃっての宇宙モノになりました。

  

 

 

十三「連れ戻し」

質問事項;意味の分かりづらい点はありましたか

 

作者からひと言(始)

特に言うこともありませんが、お題の趣旨からは大きく反してしまったでしょう。誤字がありますが気を付けてください。

 

以下批評

・文字のギミックが面白かった

・えっちなはなしが見たかった

・文字のギミックが解りづらく三週ぐらい見てしまった

・話が面白いのに文字に引っかかってしまいうまく読めなかった 申し訳ない気持ち

・円城徹とか読んだ? 似たような作品を見たことがあるんですが

・ここでいうeは何かの喩えなんですかね

・冒頭からからくり公開まで「の」を極力出さないようにしていたんですね すごい

・海外の小説にあるアルファベット消滅ネタとかと似たような感じ

・ゴホッゴホッ(下田先輩むせる)

・思ったより仕掛けがめちゃめちゃ面白いとは思わなかった 最後の一ページとかもう少しめちゃめちゃにしてもよかったかもしれない

eが足刺されるまでの暗号いっぱい使ってる雰囲気が好き もう少しうまくいかせたら面白い作品になりそう

・つなぎ役としてわかりやすい名前の人物を使ってもいいかも ストーリーテラーの明確化

・試みはとても好きですが…… もう少し一芸あれば読み物として面白かったと思う

・全部わかりにくいです(真顔)

・話の内容のわかりにくさと文字のややこしさに文章のまどろっこしさが三重苦となってしまっている

・文のわかりにくさは修正してスマートにできるのではないか

・字のギミックをメインに据えるなら話の展開をもう少し明晰にしてもいいのではないか

・文字ギミックをやるなら伏せても内容が理解できるところを修正していく方向でやるといいと思う 特に名詞

・察しが付くところを別の文字に置き換えるのがいいかなと思う 前半の雰囲気はよかった

・たぶんみんな知ったかぶりしてるだろ(怒)

・序盤の方の文字連続や風変わりな文字の使用をみて解読をあきらめてしまった 自分は注射のあたりで諦めました

・フォボスの続編ですか?(会場爆笑)

・内容は普通に書いたら面白そうなのにと思うだけに、文字のせいでわかりにくくなっているのは残念

・トリック教えろ(怒)

・テーマから官能小説を期待してたんですが

・こういう小説もあるのかと新しい発見があった 内容は好きではないが、しかしギミックについては素直に尊敬

・ギミック自体理解しにくいものですがそれが味になっているのでは?

・やるからには極端にやっていいだろうと思う 文がわけわからなくなっても

・文字の入れ替えがへたくそだなと思った の→e→6の流れが特に

 

作者からひと言(終)

全く解読できないという人もいればもっとやれという人もいていろいろだなと思った。文章が解りにくいのは仕方ないかなと思う。

 

 

 

あくうゆうか「♯000000(黒一色)」

 

質問事項;小説内で絵を表現する方法について何か考えがありましたら教えてください

     作中での色の表現についての感想を教えてください。

 

作者からひと言(始)

自ギミックみたいなのが続いてしまい申し訳ありません。短いので簡単に感想をいただけたら。

 

以下批評

・書面が美しいし、作品の雰囲気に合わせて単語を使っていてとてもきれいな文だと思った

・ちゃんと小説としても読みたいが、この短い作品も面白いのかなと思いました

・括弧のところと黒塗りと空白が解りにくかった

・空白はよくわかりませんでした→色を消していたそうです

・フルカラーになった瞬間の字面的な面白さを狙ってもいいのかなという気がした

・個人的にはファンタジックなようで身近な話としても感じられるのかなという気がした テレビや映画の変遷などについて非常に示唆的だなと思った

・話の展開自体はよくわからなかったが密度の扱いがうまいなと感じた

・善悪への疑念が作品の面白み

・完成度がめちゃくちゃ高くて冬号の卒業記念作品かなって思いました 今まで楽しかったです(会場爆笑)

・話は全然分からんかったが展開は何となくわかったし、字面での面白さもよかった

・想像の余地のある作品なのかなと思った

・すごく短いけど面白かったです 

・主人公の世界の一転が非常にわかりやすい

・主人公の栄光と挫折が色彩と真逆で描かれているのが面白い 主人公のおごりと周囲の反応の双方向性が奥深さを生んでいて長編にしても面白そうな感じ

・作者名最後に持ってくるのは俺もやりたかった(会場爆笑)

・音楽とかでも自分のヒットが才能によるものではなく独創性によるものだったと気づかされた時のアーティストの挫折は非常に共感できるものがある

・前よりうまくなったのに周囲との相対化のために残念な思いをすることはよくある

・個人的には一ページでまとまっているのがよいなと思った 括弧は分からん

・空白の中に入る色を想像する余地が読者に与えられていたために多彩の存在を示唆していたと感じた

 

作者からひと言(終)

 

解釈していただいた点に関してはほぼその通りです。空白についてももともと字を入れておいてあとから開けたものなので該当する色があります。■は目を閉じた世界の表象で、最後の括弧は額縁のような表現のつもりでした。