批評会(6月29日)

題名:幻の話

作者:知世古朽木

質問事項:怖い話に横文字を入れない方が良いですか?

 

l  匂いの表現などがクトゥルフっぽい。

l  狂っていくとこの匂いの描写やものの感じ方の代わり方の表現が上手い

l  全体がしっかりと暗くなっているので、横文字で軽くなるということはなかった

l  話のグラデーションがない。狂気に至るまでのスピード感がありすぎてついて行くのに苦労した

l  読んだ感じで前情報なしでもクトゥルフ。ただ神話知識は必要なほどではないのは良かった

l  怖い話という雰囲気出しは上手

l  狂っているのか狂っていないのか、恐怖の感じ方などにコントラストを出すと良かったかも

l  表現に関して一文が長くて、読み返してしまうところがあった

l  主語がおかしいところがある

l  編集会の時にも思ったが、初めてとは思えないくらいに上手い

l  雰囲気が伝わりやすい作風で好き

l  「分かる人には分かる」程度のクトゥルフ要素

l  冒頭8ページの現状説明に改行入れた方が良いかもしれない。

l  才能を感じたので、これからどんどん書いていって欲しい

l  横文字を入れるのは全く問題ない

 

 

 

題名: 狂気か信仰か愛情か

作者:奥野小道

質問事項:タイトルの三択について、登場人物たちの感情はどれに近いと感じましたか?

 

l  狂気だと感じた

l  文章の中では一神教信者っぽさが失われている気がする

l  愛情の深まった先に狂気に変わってしまった展開が急

l  狂気の表現はとても上手いなと感じた

l  三択の中では狂気。信仰・愛情だけは明記されているが狂気だけはないからそれだと思った

l  気持ちをそのまま書いてしまうのは小説を書くにあたってはマズいと思う

l  シスター設定が生きていない気がする

l  どうせ題材にするなら一神教においての殺人の位置づけや旧約聖書とかの適当な一節を挟んでそれっぽさを出すと良いかもしれない

l  文章が上手で詰まることなくスラスラ読めた。ここまで読みやすいと読者がテーマについて議論するまでにもって行けるのはもっと褒めるべき点だと思う

l  主人公に対してあまりにもスポットが当てられていない気がする。彼の苦悩がどう推移したのか分からない

l  具体的なものの名前が出ないので全体的に抽象的。怖さを演出する上でもっと現実感を出した方が良いようにも感じた。ただこれは好みの問題

l  彼女⇒彼は「愛情」 彼⇒彼女は描写が足りなくて分からない。ただ狂気とは思わなかった。殺人に至ってもそれが愛情なら愛情で良いと思う

l  文章の長さもちょうど良く、読みやすかった

l  三択は満遍なく入っていたように感じた。おそらくどれも書きたかったのだろうが、どれかをメインにして他二つをサブにしてもよかったと思う。あるいはどれか一つに絞って極端にしてもよかった

l  文章がとても読みやすい

l  視点がコロコロ変わってバランスが悪いようにも感じた。もっと纏めても良いかもしれない

l  愛情が狂気に変わってしまったという印象

l  シスターが愛情を取ってしまったという感情をもっと出すといいかもしれない