批評会 (6月22日)

題名： 「八時の嘘と僕の好きな何か」
作者：村崎陽気　先生
質問事項：今なら言える過去の挫折を教えてください
・1ページ目下段「ボールをけりあっていた」→異世界的な印象
・15ページの「それはやってんの？」面白い
・サッカーのトラウマで忘れてた→実際に忘れている(無自覚、トラウマのせい)
・僕らは恋人なんだと思う→サイコパス的
・オーラと実際の行動の乖離→わざと忘れていると思った
・彼女を見ようとしていない→実際の忘れかわざと回避しているのか？
・サッカー少年のイメージ雑→偏見的
・直径20㎝の…の言い回しで違和感
・日常動作の中でも一部を忘れているのは違和感程度
・主人公サイドのみの欠如→自分の体験の欠如が分かる
・ケガした表現でトラウマによる忘却を思う
・微妙なやり取りが少ない
・打ち込んだもの自体を忘れることはわかるが、その経緯の内容が書き足りない
・ショックで忘れるなら思い出から忘れる→動作などは忘れづらいはず
・手を使う利便性に気づいた人物少なくない？
・記憶があるときにも1度告白
・記憶を失う前に告白していたら純粋なラブストーリーっぽい
・デートは言ってるのに付き合っているのとは違うのは…
・30秒→15秒→パンツ1丁！？
・陽キャの精神分析をもっと
・「大丈夫か？」→腕のことについて
・記憶の忘却はわざと？事故が原因？→「知らない連中」に話しかけられた時点で疑惑を
持つはずでは？
・頭の中の推論の描写を加えてもよい
・部屋に入るシーン
・「彼女によると、昨日…」ではもう大幅な記憶の忘却を推測できるのでは？
・意識を取り戻して何日？→日曜に試合、その前日にけが
・ケガ→チャーハン→帰宅→記憶の忘却？
・自傷行為のイメージを抱く記憶の忘却の直前
・骨折しているのに風呂？→体洗ってもらっているのでは？
・SEXの描写→終わり近くの「甘えさせてもらった」
・誰か分からないのにSEX?
・一気に記憶を取り戻してもよかったような…
・最後の録画にて自分の運ばれるシーンを見るのが面白かった
・最後の文章は蛇足
・起きてからの「巨大な塊」のイメージが…
・思い出すかどうかで葛藤する　無意識では記憶喪失に気づいているけど抑圧しているの
では？
・最後の文章　個人的には好き
・最初の短文と最後の短文が連結していると回帰したようで面白い
・きょだいなかたまりっていったらそりゃセックスでしょう
・というのは冗談でリビドーの形象化です（適当）
・最後の短文の意味は解らなかった
・雰囲気は好きだが文としての意味はないかもね　あるのとないので差があるとは思えな
い
・修飾表現があっていいと思う
・彼女がいたらいいなという願望の現れｗｗｗｗｗ
・同じ文章で違う心情を伝えるのがうまい　文章に書ききれない心情を読者にいかに拾わ
せるかがうまい小説のだいご味
・サッカーの表現回避　繰り返したあたりでただの表現技巧ではないなと感じた
・「大丈夫？」のあたりで記憶喪失に気づいた
・むしろ先輩は失敗経験あるんですかｗｗｗｗ
・（挫折・トラウマ１）部活の大会敗退に大負けして泣きながら帰った夜に見た夢で自分
の睾丸を大量に食べていたこと
・（挫折・トラウマ２）恐怖のテーマパークの夢
・（挫折・トラウマ３）ディベート全国大会の決勝戦で負けたこと　中途半端に賞をも
らった分悔しかった
・（挫折・トラウマ４）一年生の最初のゼミ発表で聴衆の一人ににらまれてそれ以来スト
レスに
・（挫折・トラウマ５）いたいけな小学生だったころに兄のAV実践の対象にされた
・（挫折・トラウマ６）広島在住のころ原爆を題材とした平和学習ではだしのゲンを読ん
でしまい怖くなった
・（挫折・トラウマ７）中学受験の失敗　ひと月でどうでもよくなったけど
・（挫折・トラウマ８）逆に進学校に入ってしまいまわりの意識の高さに自分が厭になっ
た
・スポーツについてはそうキチキチ説明しなくていいと思う
・童貞が言うのもなんですがセックスするにしても表現が柔らかすぎるのでは？　どうし
ても後から来る塊の描写の方がセックスに見えた
・むしろ心のセックスだからセックスに見えてもいいのでは
・童貞でごめんなさい
【作者から】
・思いつかなかったのでこの質問に
・締め切り当日の午後3時から書き始めたもの
・お題を生かせる型式をその時に思い付いた
・実体験は、さほどない
・情コミの体育の授業で見かけたかわいい女の子(みなみちゃん)がスポーツ系女子でかわ
いいと思って…→スポーツ女子への憧憬を基に描く
・トラウマ→
・どこで記憶を失っているのに気付きましたか？
・みなみちゃんとのサッカー→GKができるのである程度は覚えている
・最初は完全に記憶なし→みなみちゃんの家のあたりで記憶が復活していく
・最後の文章は必要だったか？(「間違いなく真実を…」)
・最後の試合は「日本大学VS中央大学」
・そんななんどもセックスしないですよ
・最初フランス語だったのに最後ドイツ語になってしまいすいません
・「塊」は主人公が抱えていた悩みの象徴
・スポーツ少女っていいよね
題名： 「780-PCS 『最終型自己啓発システム』」
作者：Izac666 先生
質問事項：行ってみたい場所はありますか？
・しっかりした感想はないが場面場面の様子が変わるときにイメージがはっきりしていて
想像しやすかった
・夢小説のわりにわかりやすい
・作品の展開に起伏が少ない　段落を使った表現と一致？　のっぺりとした印象
・頭の中で繰り返すイメージ？
・暗闇のイメージとか　バリエーション
・最後の方に空白が　意図的な表現？
・心の中にあるのイメージの具現化　
・夢の形をとって心のうちを具現化したもの？　現実での悩みや葛藤をオマージュ作品に
仮託した
・元ネタの斑点という発想は面白い　リスペクトを感じる
・英文　理解ができなかった　どう言う働き？
・元ネタは追いかけてくる話でしたよね　そこをもう一人自分に置き換えたのが面白い
・なぜ英語で書いたのか　わざわざ英語で書いたのは積極的な意味があるのか
・まあ日本語でやるとクサくなりますもんね
・俺もあんまり説明的な作品を書かないからなー（ｂｙ十三）
・イメージを伝えたい作品だと解釈した　「黒」
・わけわからない感情に襲われた　scpと比べて物語としての性格が強い　ギャップがい
い化学反応を起こしている
・何度も読んでかみしめるタイプの作品だと感じる
・事件の発生に因果関係が説明されてないのに結末に納得がいってしまう
・自殺の表現→生まれ変わりたいという願望
・説明的でないのに腑に落ちるオモシロさ
・バイトやってないけどディズニーランドに行きたい
・近世の京都に行ってみたい
・横田の家と海外
・今は夕食を食べに行きたい
・「家族がいないうちに大冒険」
・だんだん重くるしく→もう少し遊びが欲しい
・最近のSFはあそび重視
・宮古行きたい
・温泉行きたい→内臓痛い、腰痛い、疲れ取れない
・女子高生と行きたい
・シャイガイとかで眠れなくなった
・まだ突っ込みどころを探り切れていない→きっかけのつかみ
・ゴア系の雰囲気を含めたらむしろ読みやすい
・視覚の強調→文字も抽象、大味を入れても読みやすい
・場面のイメージしづらい
・「1年」の描写が集大成を示している
・階段は直線
・ユメセカイを基とした執筆はタブー→不可思議減少の写実表現
・不可解減少の記録的描写？感情的描写？(発生していることが不可解？主人公の感情が不
可解？)
→「なんでもありさ」の中での描写の必要性
・夢物語なのは気づいていた
・夢だからって主人公の現実としての受容か夢の不可解性か
・「変だ」ということの描写のぼやけが怖い
・ユメセカイの奇妙さも描写は可能
・客観的記録か、実際に「みている」現象か？→奇妙さを読者に分からせられない
・「1年間の」
・勾配？角度？
・階段は急な坂を上るためのもの→階段が角度をつけていったために必要に
・スロープ付き階段？
・句読点の基準が不明
・読みにくさ
・途中で一気に増加(P.2）
→文字数の消化
・文字数調整がしたかった
・スペースはわざと
・前半はSCPからの逃避→サイコホラー的
・後半は過去の自己の反省
→ホラーを書きたい？　人生の反省録？
・暗闇に殺された？　自殺？
・階段で過去を思い出したのは？→振り返らせる意味合いならただ階段を上らせる最初は
つまらない
・自己内面としてのネタバラシなら別人物を加えてもよかった
・自己啓発システムの側面を期待→機械的なものを期待
・夢とシステムなら→堕落形態をみせるというシステムも
・主人公がシステムを的確把握していたなら死ぬことはなかった…？
・「こんなシステムは全員にある」と言いたかった
・ならば主人公にネタバラシする第3者を→読者にもわからせる
・プリキュア的な堕落形態と頑張る人の対比
・他人のケースを追加しておくと理解につながる
・文章ギミックは？→個人的趣味→気づかせるつもりなし
・元ネタを見て「これをネタにしてギミックを入れよう」と思った
・逆に見たら分かる
・アスキーアート
【作者から】
・書いたのは半年前に描いた作品
・正直自分の創作活動の総括　いちねんのおわり　自分を見つめなおしたい
・批評させるのは申し訳ないですが・・・
・悩みがしょうもないと思ったら突っ込んでください
・段落下げてないのは仕様です
・空白の表現は意図的なものです
・scｐという作品のオマージュ 降りて行った人が消える描写がある
・反転要素　階段を上がる作品を下がる作品にした
・実体のない作品
・英文のセリフは別人格　
・英語にしたのは日本語でやるとしっくりこないと思ったから
・間が抜けている感じがする
・灰色とか黒とかの無形的な階位は海外にはよくある表現　元ネタのオマージュでもある
・段落を落とさなかったのは八十七文字ごとに文を落としているという仕掛けをしていた
から
・八十七文字ごとの文字をローマ字に分解して子音と純母音だけ取り出すと文章になりま
す　検証してみてください
・階段をひたすら下に、そこから下に行くと灰色の顔がついてきて、降りて行ったら消息
絶つ→顔が光を吸う