作品名:アクアマリン・ブルー
作者名:冬原燎
質問事項:短編小説を書くときに気を付けていることは何?
~批評概要~(質問への回答はA.で記す)
・リストカットの痕が右手にあるが、利き手はどちらか?
・重要なことはぼかして書かれている→良かったand気になる
A.物語の流れまとめ、登場人物少な目に
・シーンごとの描写◎
A.冒頭を書いてみて判断→起承転結の流れ意識
・セリフが良い
・ボーイッシュ口調→キャラが立ってた
・主人公の性格と言動にずれを感じる
・言葉のチョイスや句点のつけ方がきれい
・いい意味で切ない
・ストーリーの整合性がでてきた
A.冒頭と結末をはっきりさせる
A.軸を持つ
作品名:フェアリィチャイルド
作者名:八雲辰毘古
質問事項:読んでいて気になった点や思ったことを教えて
~批評概要~
A.「自伝?」→違う
・一人称独白が重たい、もっとファンタジー比重上げて
・ラスト「逃げられると思うなよ」◎
・完成度高い
・一人称の重さが好き
A.一本筋だと思った
・ラストに違和感→終わりのタイミングもっと前
・空想に逃げる暗い心理がよくかけていた
・主人公に共感した
・「ごっこ遊び」の現実感をぼかすのがうまい
・ファンタジーにしては重い
・妖精の子という設定もっとぶっ飛んでていい
・自分語りが現実的すぎ
・ファンタジー要素の見せ場ほしい
・ファンタジー増やすとラスト落ち着かない
・自分語りこのままでいい
~総評~
今回は新入生歓迎号のラスト、上記の二作品を扱った。両作とも、完成度の高い小説であった。二人とも自分の持ち味を出していた(出そうとしていた)特に後半の作品がそうだが、今回は批評者の間で意見が真っ二つに割れた。どちらが正しいのかはさておき、ここまで白熱した議論が交わされるのは、この作品が、それに値するだけの質を持っているということに他ならない。作者に投げかけられる疑問にも、両者ともしっかりと持論を展開させていたし、そこまで作りこまれていることは素晴らしいことだと思う。我々も見習わなければならない。次回からは、冬号の作品を扱う。近くには、新入生号並びに春号の締め切りが控えている。一人でも多くの人が作品を寄稿してくれることを願う。……私も書かないと。
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