最終日は10時にはチェックアウトということで、荷物をまとめた後、批評会は昼前に行われました。
合宿三日目の批評作品は、筑紫陽さんの『黄金のサタネラ』です。質問事項は「全体の雰囲気はどうでしたか。姉弟は上手く比較されていましたか」です。
質問事項にたいする返答として、雰囲気については
・場面によって雰囲気が変わる。腕の能力のシーンは特に。
姉弟の比較については
・姉弟の対比は、説明されているのでわかるが、描写でもわかるようにしてほしい。
・対比のさせ方に、若干の難(弟の語り口調や落ち着き加減で、ドラマ性を削がれる)
その他の主な批評としては
・とても読みやすい作品だった。
・姉とワレリーに比べ、弟の物語が小さい。
・要素がかなり詰め込まれているので、ややぶん投げ気味。
・左腕の登場は日常の中の非日常を感じられて良いが、あまりに行き過ぎると身を引いてしまう。
・説明的な地の文や台詞が多いので、ドラマ性が崩れてしまう。
・文章面に関しては、特に問題ない。
・登場人物の必要性や使い捨てキャラについて、もっと考えるといい。
・周囲から見放された時に唯一親身になってくれた左腕を、周りに人が増えたあとでも大切にしている様がとてもいい。
・締めがとても良い。
などがありました。とにかく読みやすい、どんどん読み進めることができる、という意見が多かったです。
以上が合宿3日間の主な日程、及び活動報告でした。現在は9月20日。本日から学校が始まります。あなたたち大学生にはこれから3ヶ月間、ろくに休みがないと思います。後期の授業を楽しみに、友達と会うのを楽しみに意気込んでいる人も、私のように休みたくてしょうがない人も、とりあえず、冬休みまで頑張りましょう。冬休み、短いけれども。
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