こんにちは、松葉です。他の役職の方と比べるとやることが極端に少ない会計の私が、今回も暇な時間を潰すために批評会の報告係を受け持ちます。
批評作品のあれこれについての報告前に一言。一年生の皆さん、ガイダンスやら慣れない授業やらで大変な中、お越しいただいてありがとうございます。今後も、授業や他のサークル活動がなくて暇だという時は、是非いらしてください。今回予定が合わなくて行けなかった方も、気軽にお越し下さい。
本日批評会で扱った作品は、狛犬さんの『ロキの翼』(2013年、新入生歓迎号掲載)と松葉醇平さんの『古物にご用心』(上に同じ)です。
一つ目の作品である『ロキの翼』の質問事項は「わかりやすく、楽しめたか」でした。質問事項に対する返答は、主に二つに分かれていて
・わかりやすいが、楽しみにくい
・わかりにくく、楽しめた
でした。多くの人は前者の意見で、楽しめない要因として
・設定の詰め込み過ぎ(世界観など)や個々の要素の説明不足
・意外性がない
・わかりやすいが、それを追求しすぎて薄い
などが挙げられています。一方、わかりにくいという意見の要因として
・回想シーンの導入が読者を混乱させる
・時間軸が摑めない
がありました。その他の批評には
・情景が想像しやすい、伏線の張り、回収が上手でわかりやすい
・ありふれたオチだが、ホロリときた
・通俗的な設定を持ってこず、一次資料にあたって欲しい
・狛犬先生でなくても書ける作品なのでは?
・イメージやテンプレに頼りすぎだが、王道を極めようという姿勢は◎
などがありました。
とても長い時間を用した批評となり、約45分掛かりました。
二つ目の作品は『古物にご用心』で、質問事項は「読みやすかったか、どれくらいで読めたか」でした。実は汚物と古物をかけたのですが、どうでもいいですね。
質問事項に対する質問として
・読みやすい。十分程度で読了。
・読み始めがキツイ。
がありました。他には
・比喩が面白いが過多
・もっと違うタイプの作品も読みたい
・ギャグなのか狂気を出したかったのかよくわからない
・小説よりコントの台本に近い
・批判が難しい→何を書きたかったのか分からない
・一読すると面白いが、何度か読むとマンネリ
などの批評がありました。結構意見が割れた印象があります。「もっと違うタイプの作品も読みたい」とありますが、今後批評してもらうことになる、冬号の方に掲載されている作品もこんな感じの下らないギャグです。本当にすいません!
一年生の方々が積極的に批評に参加してくれたことや、新たな役職での初めての批評会ということで、いつもよりも大分長引いた批評会となりました。みんな緊張していたようで、雰囲気も普段よりは堅かったみたいです。しかし、たくさんの批評を聞けたので、個人的にはダイヤモンドハッピーです。今後の批評会も、こんな調子で頑張っていきましょう。
編集長さんが批評会の板書を記録していてくれたので、もっと多くの批評を知りたいという人や文章ファイルオタクの方は、下のファイルをダウンロードしてみてください。
せっかく作者の言い訳を白文字にして隠しているのにドラッグするなんて、変態な閲覧者ですね!
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