新しく会計になりました、松葉です。遅れましたが、合宿で行った批評会の報告をさせて頂きます。
合宿一日目の作品批評は、おてんば男さんの『サジタリウス』、狛犬さんの『彼の一本槍』、そして坂本晴人さんの『キセツナシ』です。
おてんば男・作『サジタリウス』の質問事項は「前作と何が変わっていたか」でした。
質問に対する批評として
・思わせぶりな描写(弓のやつとか)がカットされていて、良い。
・何が変わっていたのか、わからない。統一感の問題が解消されていない。
がありました。他には
・主人公を引き立たせるような映画、車の描写や、暗示の表現はよかった。
・登場人物の性格が読みにくい。主人公の前提(動機・根拠など)が足りない。
などがありました。
狛犬・作『彼の一本槍』の質問事項は「アツくなれたか」でした。
質問に対する批評として
・構造に問題があり、アツくなれなかった。
その要因として
・要素を詰め込みすぎている。その要素がどれも中途半端。ページ数に対して説明の描写があまりに多い。主人公が強すぎる。
がありました。他には
・やろうとしていることは出来ている。地の文の描写は良い。
・心理描写が多すぎて、感情移入出来ない。
・世界観がテンプレ過ぎる。
などがありました。
アドバイスとして
・短編ならば極端な描写もアリ。
・代名詞を使う。
というのがあります。
坂本晴人・作『キセツナシ』の質問事項は「続きが気になったか」でした。
質問に対する批評として
・続きがどうなるか全く予想できないので、気になった。
・暗示がきちんと機能しているので、続きが気になる。
・綺麗に纏まっている作品のためこれで終わって欲しいと言う気もする。
がありました。他には
・文章や作品の雰囲気を出すのが上手。
・主人公の性別がわかるところが少ない。もっと性別についてのワードが必要。
・先輩についての情報が少ない。
などがありました。
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